ミックスガスCCRダイバー(KISS クラシック)


Jetsam Technologies 社製 KISSクラックを、酸素濃度が18%以上のデュリエントガスによって、最大水深60mまでの範囲で運用するための知識と技術を提供するコースです。

トライミックスとその使用に対する知識、ガスマネージメント、大深度潜水に必要な手順とトラブルの対応法等を学んでいただき、トライミックスガスを使ったフルクローズドサーキットリブリーザーのメリットとリスクを詳しく紹介致します。


マニュアルやコーススタンダード上の内容はもちろん、それらには紹介されていない細かいポイント、効率的な運用法、CCRならではのリスクの回避法等についての紹介やトレーニングも含んだ充実したカリキュラムを用意しております。

ミニマム8時間のレクチャーとミニマム6ダイブの海洋実習が基本コースとなっています。

リブリーザーダイバープログラムは各リブリ−ザ−メーカーによって提供されたプログラムを併用するため、認定は各モデルごとに行われます。従って、このプログラムの終了によって発行されるCカードは、Jetsam Technologies 社製 KISS クラック の、酸素割合いが18%以上のトライミックス(ヘリオックス)デュリエントによる運用を対象としたものとなります。


■参加条件
  ・エアデュリエントCCRの認定(TDIあるいは、TDIが認める団体)
  ・100時間以上、100ダイブ以上のリブリーザーダイブキャリア(水深9m未満の
   ダイビングはカウントしない。内20ダイブ以上のがKISS CCRによる
   ダイブキャリアであること、 内、半数以上が最大水深20mより深い
   ダイビングであること)
  ・TDI トライミックスダイバー、あるいはTDIが認めた指導団体による同等レベルの
   認定
  ・18歳以上
  ・TDI指定のメディカルチェックリスト上問題がないこと


■講習内容:別ウインドウで紹介
■必要器材:別ウインドウで紹介
■必要時間:ミニマム4日間
■費用:¥180,200ヘリウムガスの代金は含まず/以下内訳)
  ・コースフィー¥45,000(教材費含む)
  ・海洋実習費(4日間・6ダイブ) ¥131,000
  ・申請料 ¥4,200

  ※ヘリウムガスの代金は別途請求となります
  ※リブリーザーユニットをレンタルする場合は別途レンタル料金(\18,000/1日)が
   必要です。


※原則2名様からの開催となります。
  (マンツーマンでの開催に関してはご相談下さい)
※最低日数で講習が終了しない場合は別途補講費が必要となります。
  (補講費用は実費+¥25,000/1日となります)
※現地までの交通費、食費、宿泊費は含みません。
※ボートダイビングをご希望の場合は別途ボート代実費が必要となります。
※海外・沖縄・小笠原等遠隔地での実習には別途旅費が必要となります。
※一般のレクリエーショナルダイビングに必要な器材は御用意下さい。


*関東でレクチャーとコンファインドウオータートレーニングまでを終え、
  ガス代が安くかつ渡航費・滞在費もリーズナブルな海外で海洋実習を
  行うスタイル、ガス代の安い小笠原で海洋実習を行うスタイルも積極的
  に行っております。



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ヘリウムガスの代金

ヘリウムガスの代金は講習終了時に現地で精算致します。金額は、現地のヘリウムガスの価格とガスの使用量によって変化しますが、以下にエリア別の目安となる価格を提示させていただきますので、参考にして下さい。

国内開催の場合(トライミックスタンクの代金となります) :¥30,000程度
サイパン開催の場合 : ¥13,000程度
フィリピン開催の場合:  ¥5,000程度
小笠原開催の場合  :  ¥5,000程度

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講習内容

●レクチャー
 1)ガス生理学
   A:酸素中毒
   B:窒素の吸収
   C:ヘリウムの吸収
   D:CO2中毒
   E:ガス消費量
   F:ガスミキシング
 2)計算式
   A:O2代謝計算
   B:END理論
   C:CNS追跡
   D:OTU追跡
   E:ガス管理
 6)ダイブテーブル
   A:カスタムテーブルの製作
   B:デュリエントの決定
 7)ダイブコンピューター
   A:ミックス対応
   B:コンスタントPO2モード
   C:O2蓄積
 8)ダイブ計画
   A:オペレーション計画
   B:ベイルアウトシナリオを含めたガス消費量
   C:酸素限界
   D:窒素限界
   E:ヘリウム限界
 9)器材メンテナンス
   A:燃料電池マネージメント
   B:ループ構成
   C:追加の装着機器と修正
     ・ADVの追加
     ・デュアルモードマウスピース
     ・ヘッドアップディスプレイ
     ・追加の手動インジケーター
     ・ダイブコンピューターと酸素モニターの合体
     ・サードパーティのエレクトロニクスの利用


●ダイブ前ドリル
 1)ダイブ前のチェック
 2)O2アナライザーを使いガスをチェックする
 3)次の内容を含む正しいダイブ前・計画手順をデモする
   A:システムの使用に元ずく限界
   B:選択したPPO2レベルでの酸素暴露に基づく弦愛
   C:マニュアルコントロールのCCRに基づく限界
   D:計画された水深とPO2セットポイントの窒素吸収に基づく限界
   D:ヘリウム吸収に基づく限界
   E:ENS計画とデュリエントガスの選択

●水中ドリル(コンファインドウォーターでの確認後海洋実習)
 1)システムの故障からのリカバリーとアウトボードのベイルアウトタンクを
   使った減圧によるダイビングの終了
 2)ガス・シャットダウンとガスの喪失、正しい選択とアウトボードタンクの
   ガスへの切り替え
 3)ホースの破損−トラブルのシナリオ
 4)キャニスターへの浸水
 5)浮上コントロールのためのBC/スーツの使用
 6)ダイブ前のチェック
 7)リーク・バブルのチェックの為の潜行中の停止
 8)酸素リブリーザーモードは−6mより浅い
 9)効果的なループの呼吸量(ミニマムヴォリューム)
 10)サイドマウントステージタンクの取り外しと取り付け
 11)DAM/SMBとリールの使用
 12)PPO2レベルを表示するエレクトロニクスシステムのモニタリング
 13)潜水計画を正しく実行する
   A:決められた水深でのセーフティーストップ
   B:水深/位置を維持した停止
   C:コントロール浮上
 14)事前の計画に沿った減圧停止のデモを行う
 15)潜水後の器材の分解と汚染や疾病を防ぐための洗浄の手順


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必要器材

●受講生自身所有の完全なKISS CCRユニット
●最低1個のCCRミックスガスダイブコンピューターとボトムタイマー・深度計
  あるいは、最低2個のボトムタイマーと深度計
●アウトボードに最低2本の3L以上の容量の酸素洗浄済みタンクをベイル
  アウトガス用として準備(ストレス下のRMVを40L/minとしてガス量を計算)
●最低2本のOCレギュレーターセットと必要なゲージ
●フィン・マスク・ブーツ(ウエットスーツの場合)
●環境に適した保温スーツ
●バックアップのマスク
●2個のDAMあるいはリフトバック(12kg以上の浮力が必要)
●最低60mのラインを備えたリール
●最低30mのラインを備えたリール
●カッティングディバイス(2個以上)
●スレート又はノート
●酸素アナライザー(インストラクターの提供でも可)
●ヘリウムアナライザー(インストラクターの提供でも可)
●適切なウエイト


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