ミックスガスCCRダイバー(バディ・インスピレーション/エボリューション)
AP Diving 社製 インスピレーション/エボリューションを、酸素濃度が16%以上のデュリエントガスによって、最大水深60mまでの範囲で運用するための知識と技術を提供するコースです。高価なヘリウムガスを使用するダイビングの場合、オープンサーキットと比較してガス消費が極端に少ないCCRは、同等のダイビングを行った場合のランニングコストの面で圧倒的な優位性を持っています。
本コースはそうした、ヘリウムが含まれたデュリエントガスを使うCCRの優位性を生かした効率的なダイビングを行うための、ヘリウムガスとその使用に対する知識、ガスマネージメント、大深度潜水におけるCCRのトラブルの可能性とその対応法を学んでいただきます。
マニュアルやコーススタンダード上の内容はもちろん、それらには紹介されていない細かいポイント、効率的な運用法、CCRならではのリスクの回避法等についての紹介やトレーニングも含んだ充実したカリキュラムを用意しております。
ミニマム8時間のレクチャーとミニマム3日間、6ダイブの海洋実習が基本コースとなっています。
リブリーザーダイバープログラムは各リブリ−ザ−メーカーによって提供されたプログラムを併用するため、認定は各モデルごとに行われます。従って、このプログラムの終了によって発行されるCカードは、APダイビング社製バディ・インスピレーションあるいは、エボリューションの酸素割合いが16%以上のトラミックス(ヘリオックス)デュリエントによる運用を対象としたものとなります。
■参加条件
・エアデュリエントCCRの認定(TDIあるいは、TDIが認める団体)
・50時間以上、50ダイブ以上のリブリーザーダイブキャリア(水深9m未満の
ダイビングはカウントしない。内、25ダイブ以上が最大水深20m以上であること)
50ダイブ以上が水深30m以上のダイビングであること)
・18歳以上
・TDI指定のメディカルチェックリスト上問題がないこと
■講習内容:別ウインドウで紹介
■必要器材:別ウインドウで紹介
■必要時間:ミニマム4日間
■費用:¥186,200(ヘリウムガスの代金は含まず/以下内訳)
・コースフィー¥45,000(教材費含む)
・海洋実習費(4日間・6ダイブ) ¥137,000
・申請料
¥4,200
※ヘリウムガスの代金は別途請求となります
※リブリーザーユニットをレンタルする場合は別途レンタル料金(\18,000/1日)が
必要です。
※原則2名様からの開催となります。
(マンツーマンでの開催に関してはご相談下さい)
※最低日数で講習が終了しない場合は別途補講費が必要となります。
(補講費用は実費+¥30,000/1日となります)
※現地までの交通費、食費、宿泊費は含みません。
※ボートダイビングをご希望の場合は別途ボート代実費が必要となります。
※海外・沖縄・小笠原等遠隔地での実習には別途旅費が必要となります。
※一般のレクリエーショナルダイビングに必要な器材は御用意下さい。
*関東でレクチャーとコンファインドウオータートレーニングまでを終え、
ガス代が安くかつ渡航費・滞在費もリーズナブルな海外で海洋実習を
行うスタイル、ガス代の安い小笠原で海洋実習を行うスタイルも積極的
に行っております。
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ヘリウムガスの代金
ヘリウムガスの代金は講習終了時に現地で精算致します。金額は、現地のヘリウムガスの価格とガスの使用量によって変化しますが、以下にエリア別の目安となる価格を提示させていただきますので、参考にして下さい。
国内開催の場合(トライミックスタンクの代金となります) :¥30,000程度
サイパン開催の場合 : ¥13,000程度
フィリピン開催の場合: ¥5,000程度
小笠原開催の場合 : ¥5,000程度
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講習内容
●レクチャー
1)ガス生理学
A:酸素中毒
B:窒素の吸収
C:ヘリウムの吸収
E:HPNS
F:CO2中毒
G:ガス消費量
H:ガスミキシング
2)計算式
A:O2代謝計算
B:マニュアルコントロールCCR
C:END理論
F:CNS追跡
G:OTU追跡
F:ガス管理
6)ダイブテーブル
A:カスタムテーブルの製作
B:デュリエントの決定
7)ダイブコンピューター
A:ミックス対応
B:コンスタントPO2モード
C:O2蓄積
8)ダイブ計画
A:オペレーション計画
B:ベイルアウトシナリオを含めたガス消費量
C:CCRでの減圧
D:酸素限界
E:窒素限界
F:ヘリウム限界
9)器材メンテナンス
A:燃料電池マネージメント
B:ループ構成
C:追加の装着機器と修正
・ADVの追加
・デュアルモードマウスピース
・ヘッドアップディスプレイ
・追加の手動インジケーター
・ダイブコンピューターと酸素モニターの合体
●ダイブ前ドリル
1)ダイブ前のチェック
2)O2アナライザーを使いガスをチェックする
3)次の内容を含む正しいダイブ前・計画手順をデモする
A:システムの使用に元ずく限界
B:選択したPPO2レベルでの酸素暴露に基づく弦愛
C:マニュアルコントロールのCCRに基づく限界
D:計画された水深とPO2セットポイントの窒素吸収に基づく限界
D:ヘリウム吸収に基づく限界
E:ENS計画とデュリエントガスの選択
●水中ドリル(コンファインドウォーターでの確認後海洋実習)
1)システムの故障からのリカバリーとアウトボードのベイルアウトタンクを
使った減圧によるダイビングの終了
2)ガス・シャットダウンとガスの喪失、正しい選択とアウトボードタンクの
ガスへの切り替え
3)ホースの破損−トラブルのシナリオ
4)キャニスターへの浸水
5)浮上コントロールのためのBC/スーツの使用
6)ダイブ前のチェック
7)リーク・バブルのチェックの為の潜行中の停止
8)酸素リブリーザーモードは−6mより浅い
9)効果的なループの呼吸量(ミニマムヴォリューム)
10)サイドマウントステージタンクの取り外しと取り付け
11)DAM/SMBとリールの使用
12)PPO2レベルを表示するエレクトロニクスシステムのモニタリング
13)潜水計画を正しく実行する
A:決められた水深でのセーフティーストップ
B:水深/位置を維持した停止
C:コントロール浮上
14)事前の計画に沿った減圧停止のデモを行う
15)潜水後の器材の分解と汚染や疾病を防ぐための洗浄の手順
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必要器材
●受講生自身所有の完全なインスピレーション・エボリューションCCRユニット
●最低1個のCCRミックスガスダイブコンピューターとボトムタイマー・深度計
あるいは、最低2個のボトムタイマーと深度計
●アウトボードに最低2本の酸素洗浄済みタンクをベイルアウトガス供給用と
として準備(ストレス下のRMVを30L/minとしてガス量を計算)
●最低2本のOCレギュレーターセットと必要なゲージ
●フィン・マスク・ブーツ(ウエットスーツの場合)
●環境に適した保温スーツ
●バックアップのマスク
●2個のDAMあるいはリフトバック(12kg以上の浮力が必要)
●最低60mのラインを備えたリール
●最低30mのラインを備えたリール
●カッティングディバイス(2個以上)
●スレート又はノート
●酸素アナライザー(インストラクターの提供でも可)
●ヘリウムアナライザー(インストラクターの提供でも可)
●適切なウエイト
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