ナイトロックスダイバー


呼吸ガスに占める酸素の割合が、21%を超えて40%までのナイトロックスを一般のレクリエーショナルダイビングに使うための知識を学ぶコースです。

呼吸ガスに含まれる窒素の割合が通常の空気より低くなることから、限界時間の延長や水面休息時間の短縮が可能となり、特に海外のリゾートやダイブクルーズではこのナイトロックスが広く普及しています。ナイトロックスの使用に際しては講習の終了を示すCカードの提示が求められますから、日常的にナイトロックスを使う環境になくても、ナイトロックスが普及している海外でのダイビングの機会が多い方には一考の価値がある講習です。

また、ナイトロックスは、空気のダイブテーブルに添って使用することで、減圧症のリスクを低く抑えられるという一面も持っており、セーフティダイビングのための1つのツールとしての利用価値も高い呼吸ガスです。講習ではこの点に注目したオリジナルのテキストも用意、マニュアルの内容に留まらない、減圧症や減圧理論等に関する最新情報等も盛り込んだ内容の濃いレクチャーを行います。

なお、この講習はレクチャーのみで終了可能ですが、オプションとてして、ツアー形式で実際にナイトロックスを使ったダイビングをお楽しみいただくこともできます。

■参加条件
  ・オープンウォーダイバーの認定(団体は問いません)
  ・18歳以上
 ・オプションの海洋実習を行う場合はTDI指定の
  メディカルチェックリスト上問題がないこと


■講習内容:別ウィンドウにて紹介
■必要時間:ミニマム5時間
■費用:¥26,200(以下内訳)
  ・コースフィー ¥22,000(教材及びダイブテーブルの費用含む)
  ・申請料:¥4,200

■海洋実習(オプション): 2ダイブ ¥25,000〜
  ※ポイントにより必要費用は異なります。詳細はご相談下さい 。



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講習内容

レクチャー
1)ナイトロックスの歴史
2)生理学(酸素・窒素)
3)物理学(圧力・分圧)
4)器材に関する考察(40%ルール)
5)ダイブテーブル(空気相当水深・EANテーブル・反復潜水時のガスの
  切り替え)
6)ダイブコンピューター(使用Mixの調整・O2対応機能)
7)ナイトロックスの長所・短所(セーフティマージン重視・効率重視・酸素中毒
  回避等)
8)酸素アナライザーの使用と理論・ガス分析と記録
9)ナイトロックスの製造法


実習(オプション)
1)ダイビング前の準備とセッティングの手順の確認
2)潜水計画の立案
2)ナイトロックスダイビングによるNDLの変化の確認
3)浮力コントロールと安全停止技術の確認

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