カバーンダイバー


カバーンダイバーコースは入水ポイントが確認でき、かつ日光の入る洞窟への61m(水面からカバーン入り口までの距離を含む)までの距離の進入を想定したペネトエーション(閉鎖空間への侵入)ダイビングのエントリーコースで、シングルタンクによる受講が可能です。

エントリーコースとは言え、オーバーヘッド環境に不可欠なリールやライトの扱い、潜水計画の立案、手順、危険の確認、緊急時の対応法等、実際のカバーンダイビングの際に必要となる可能性のある要素は全てカバーしています。

ミニマム6時間の陸上トレーニングとレクチャー、ミニマム2日間の海洋実習が基本スケジュールとなります。

■参加条件
  ・アドバンスドオープンウォーターの認定(指導団体は問いません)
  ・25ダイブ以上のダイブキャリア
  ・ストレストレーニング経験者(未体験の場合は事前にプール(コン
  ファインドウオーター)トーレーニングを行います。(¥16,000/1日)
  ・18歳以上
  ・TDI指定のメディカルチェックリスト上問題がないこと

■講習内容:別ウインドウで紹介
■必要器材:別ウインドウで紹介
■必要時間:ミニマム2.5日間
■費用:¥79,200(以下内訳)
  ・コースフィー¥32,000(教材費・陸上トレーニング講習費含む)
  ・海洋実習費(2日間・4ダイブ) ¥43,000
  ・申請料 ¥4,200

※ストレスーニングの体験がない方はプール(コンファインドウォーター)
  でのトレーニング
の後、海洋実習に進んでいただきます(実習費 ¥16,000)


※原則2名様からの開催となります。
  (マンツーマンでの開催に関してはご相談下さい)
※最低日数で講習が終了しない場合は別途補講費が必要となります。
  (補講費用は実費+¥20,000/1日となります)
※一般のレクリエーショナルダイビングに必要な器材は御用意下さい。
※現地までの交通費、食費、宿泊費は含みません。
※ボートダイビングをご希望の場合は別途ボート代実費が必要となります。
※海外・沖縄・小笠原等遠隔地での実習には別途旅費が必要となります。

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講習内容

●レクチャー
 1)カバーンダイビング規定
 2)ガス・マッチング手順と異なる容量を含める管理
 3)心理学的考察
 4)器材に関する考察
   A:タンクの選択
   B:レギュレーターの考察
   C:BCの選択
   D:リールの選択
   E:ウエイトの適切な調節
 5)コミュニケーション
   A:ハンドシグナル
   B:ライトシグナル
   C:タッチコントロールシグナル
 6)スイムテクニック
   A:トリム・バランスコントロール
   B:浮力コントロール
   C:ラインの辿り方・越え方
   D:フィンワーク
 7)生理学
   A:呼吸テクニック
   B:ストレス・マネージメント
 8)カバーン環境
   A:地質学(ボトム・天井)
   B:ローカルアクセス条件
   C:土地所有者との関係
 9)カバーン保護
 10)問題解決(緊急手順・器材故障・シルティング)
 11)事故分析
 12)ダイブテーブルの検討と減圧理論
 13)エチケット

●陸上ドリル
 1)正しいガイドライン設置の方法
 2)正しいガイドラインの辿り方
 3)タッチコンタクトを利用したコミュニケーションの方法
 4)ラインアローの設置法

●ダイブ前ドリル
 1)環境のチェックと情報収集
 2)適切な潜水計画の立案(ガスマネージメント・ガスのマッチング含む)
 3)器材の点検とギアマッチング

●水中ドリル
 1)Sドリル
 2)浮力コントロールとトリムのデモンストレーション
 3)水深テクニックのデモンストレーション(反シルト)
 4)適切なストレス分析のデモを行う(認識と管理)
 5)正しいガイドラインの設置
 6)有視界でガイドラインを正しく辿る
 7)無視界でガイドラインを正しく辿る
 8)ガイドラインを辿りながらバディとエアシェアを行う
 9)無視界でガイドラインを辿りながらバディとエアシェアを行う
 10)ガイドラインに触れながらマスクをバックアップに交換する
 11)ライトシグナル・ハンドシグナル・タッチコンタクトのデモを行う
 12)バックアップライトの使用
 13)Wタンク使用の場合はバルブシャツトダウン


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コンファインドウオターレーニングの内容

・フル装備での中性浮力とトリムの確認
・フル装備でのコントロール浮上(6m/min)
・フル装備・マスクなしの状態で水中を泳ぐ(100m)
・フル装備・目隠し・レギュレーターを外した状態で水中を15m泳ぐ
・フル装備・目隠し・レギュレーターを外した状態で水中を10m泳ぎ、10m先に
 設置してあるタンクのバルブを開いて呼吸を確保、再び10m泳いで元の
 位置に戻る。
・目隠ししたダイバー同士でエアのシェアを行い、タッチコンタクトで移動する
・エアをシェアした状態で6m/minの浮上を行う
・水底でのフル器材脱着


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必要器材

●プライマリータンク(現地レンタル)
 ・ダイブ計画と講習生のガス消費に対して適切なもの
 ・Wタンクの使用も可。ただし、1/6エアルールを採用
●レギュレーターセット
 ・ホースの取りまわしやゲージの固定等のアレンジ
 ・メインのセカンドステージには7フィート程度のロングホースの
  装着を推奨
●パワーインフレーター付きのBC
 ・CO2カートリッジの装着は不可
●環境に適したスーツ
●フィン・マスク(スノーケルは外す)・ブーツ(ウエットスーツの場合)
●バックアプのマスク
●2つ以上のカッティングディバイス
●37m以上のラインがセットされたセーフティーリール
●予定のダイビングに対抗可能なラインがセットされたプライマリーリール
●コンピューター又はボトムタイマー(バッライト付きか蓄光タイプ)
●バックアップのダイブコンピューター
●スレイトあるいは水中ノート
●ラインアロー3個
●予定のダイブ時間をカバー可能な2本のライト

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