アドバンスドナイトロックスダイバー
酸素の割合が21%を越えるナイトロックス〜100%酸素までのガスを使い、水深40mまでの深度における最適な使用ガスの選択法、使用法及び、酸素割合が高いガスのリスクへの対応のトレーニングを行うコースです。
ダイビングの効率を高めるため、また、減圧症のリスクを低く抑えるため等の目的で酸素の割合のナイトロックスの積極的な利用を考えるダイバーに有効です。学科講習ではマニュアルに表記される内容に加えて、最新の減圧理論や潜水生理、セーフティダイビングのための器材構成等に関する最新の情報等も取り上げます。
また、実習においては、プール(コンファインドウオーター)トレーニングを1日設けることで、厳密な水深の維持、厳密な浮上のコントロール、それらを可能にするための水中での姿勢コントロール等、基本スキルのレベルアップを図ります。基本スキルが想定レベルに達したことを確認した後に、海洋実習に進んでいただきます。
酸素割合の高いナイトロックスを使ったダイビングを、自信を持って楽しむことが可能な、本当の意味でのアドバンスドダイバーを目指す方に自信を持ってお勧めするコースです。なお、このコースはシングルタンクと一般のレクリエーショナルダイビングの基本装備による受講が可能です。スポーツダイビングプログラムですから、減圧停止が必要なダイビングは行いません。
ミニマム6時間の学科講習、ミニマム1日の独自のプールトレーニング、ミニマム2日間、4ダイブの海洋実習が基本スケジュールとなります。なお、基本スケジュール内でカリキュラムを終了できない場合は補講が必要となり、別途補講費が必要となります。
■参加条件
・アドバンスドオープンウォーター及びナイトロックスダイバーの認定
(団体は問いません)
・18歳以上
・TDI指定のメディカルチェックリスト上問題がないこと
■講習内容:別ウインドーで紹介
■必要器材:別ウインドーで紹介
■必要時間:ミニマム3日間
■費用:¥98,600(以下内訳)
・コースフィー¥31,000(教材費含む)
・プール(コンファインドウォーター)実習費 ¥15,000
・海洋実習費(2日間・4ダイブ) ¥48,400
・申請料 ¥4,200
※原則2名様からの開催となります。
(マンツーマンでの開催に関してはご相談下さい)
※最低日数で講習が終了しない場合は別途補講費が必要となります。
(補講費用は実費+¥20,000/1日となります)
※現地までの交通費、食費、宿泊費は含みません。
※ボートダイビングをご希望の場合は別途ボート代実費が必要となります。
※海外・沖縄・小笠原等遠隔地での実習には別途旅費が必要となります。
※一般のレクリエーショナルダイビングに必要な器材は御用意下さい。
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講習内容
レクチャー
1)物理学(圧力・分圧)
2)生理学(低酸素症・酸素中毒・窒素酔い・窒素の吸収と排出
二酸化炭素中毒・一酸化炭素中毒)
3)公式(ベストミックスの算出・MOD)
4)器材に関する考察(FO2=40%未満のガスと以上のガスへの対応・リール
DAM)
5)ダイブテーブル(EAD・減圧ソフトの活用)
6)ダイブコンピューター(ミックスの調整・O2対応機能・ミックス切り替え機能)
7)ダイビングの計画(酸素限界・窒素限界・オペレーション)
8)ミキシングの手順と分析(分圧混合・連続混合・メンブレン)
9)減圧(減圧ガスとしてのEAN及び酸素・多様ガスの交換)
実習
・コンファインドウオーター
1)ナイトロックススキルの復習
2)酸素アナライザーの使用とラベリング
3)潜水計画の立案
4)器材の正しい取り扱い
5)中性浮力とトリムの完成度の追及
6)コントロール浮上の完成度の追及
7)視界と呼吸を制限された状態でのセルフコントロール
8)呼吸ガスの切り替え手順の確認
9)水中からのブイの打ち上げとブイを使った中層停止
・海洋実習
1)ナイトロックススキルの復習
2)酸素アナライザーの使用とラベリング
3)潜水計画の立案
4)器材の正しい取り扱い
5)中性浮力とトリムの完成度の追及
6)コントロール浮上の完成度の追及
7)チーム・バディ間のコミュニケーションと相互配慮
8)中層における、姿勢と位置をコントロールした状態でのエアシェア
9)水中からのブイの打ち上げとブイを使った中層停止
10)呼吸ガスの切り替え
11)ステージボトルの取り扱い
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必要器材
・通常のレジャーダイビングに必要な器材のフルセット
・FO2=40%を超えるEANx用・酸素用に正しく洗浄されたタンクとレギュレーター
・酸素アナライザー(インストラクターが提供してもよい)
・DAM(ダイブ・アラート・マーカー/フロート)
・20m以上のラインを備えたリール
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